第一子が2歳を迎える頃、第二子を出産した。元々妊娠前から2人目は里帰りする予定もない為、育休を取って欲しいと私は申し出ていた。しかし、夫の職場では今まで男性育休取得の実績はなかった。そして夫も100%乗り気ではなかった。「国の制度で男性育休を推進しているのに取得することに迷う」この環境が私にはモヤモヤし、それほどこの国では男性育休が浸透していないことがとても伝わってきた。無事旦那は1ヶ月の育休を取得することが出来た。元々子煩悩で入院中も子供を任せる事には心配はなかった。唯一の心配といえば全く出来ない料理、、(笑)いざと慣ればやらざるを得ない環境、どうにか夫は私が不在の入院期間を乗り切った。退院して私と第二子が帰ってきて、ようやく夫の育休が本格的に始まった。幸いにも第二子はとてもよく寝てあまり手がかからなかった。私達に待ち受けていたのは2歳になった娘の赤ちゃん返りとイヤイヤ期。産後の私には娘の相手が十分に出来ず、保育園から帰ってきた娘を公園に連れてったり一緒にお風呂で沢山遊んだり上の子のフォローを沢山してくれた。我が家の場合育休は生まれてくる子の為でなく、上の子の世話をするのがメインであった。それだけでも私は新生児の世話だけに集中して産後過ごすことができた。第一子の時はお互い初めて親になりあたふたすることも多くありお互いが親になりきれておらず衝突することも多々あった。第二子出産を機に、私は夫が父親として子供と一緒に成長していることに改めて気づいた。そして第一子は里帰りをしていた為休日のみ夫が子と触れ合うことができなかったが今回夫が育休を取ってくれたおかげで初めて2人で育児をしてるという気持ちになった。料理は私、それ以外の家事は夫という風に役割分担を決めて過ごした育休期間。私にとっては、家事をしてくれて休めたことより話したい時にいつも近くにいてくれる。出産後に感じる孤独感を感じることなくその誰かいてくれる安心感をいつでも味わえることができたのが何よりも私の心を救った。